初めてのハワイ旅行であれば、旅行会社のオプショナルツアーなどを利用してハワイの観光を楽しむだけで十分かも知れません。
しかし、2回目、3回目の旅行となると車があったらここにもあそこにも行けるのにな、と感じることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、ハワイでレンタカーを借りる方法や返す方法、レンタカーをするにあたり事前に確認しておきたいポイントを徹底解説していきますので参考にして見て下さいね。
レンタカー予約、日本で事前にしておいたほうがいい3つの理由
まずは英語が苦手な方や初めてハワイに行く方に向けて、レンタカーは日本で事前に予約しておいたほうがいい理由を3つ紹介していきます。
①日本語での対応が安心
やはり日本語でやりとりができるということは心強いものです。
レンタカー会社の現地窓口に日本人スタッフがいるとされていても常にいるわけではないのが現状です。保険や燃料についてなど、疑問点は事前に日本語で済ませておくと安心ですね。
②希望の日時に希望の車種を選択できる
バケーションシーズンに入るとすでに予約で埋まっており、希望の日時に希望のクラスの車が借りられない、なんてことも考えられます。
残っていたとしても無駄に大きく高価なものしかない、なんてことも。
確実にレンタルしたいのであれば事前に予約することをおすすめします。
※空港からレンタカーをしてホテルに向かう場合は、スーツケースや他の荷物の事も考えて車種を選びましょう。
③割引などの特典が受けられる
日本から予約する場合、日本語対応のウェブサイトや旅行代理店を利用することになるでしょう。各サイトによって違いはありますが、キャンペーンなどでお得に借りれることも。
また、利用する航空会社によってマイルを使えたり割引特典が受けられることもあります。
先にチェックしておくことでお得にレンタルでき、旅行費用の節約に繋がります。
ハワイでレンタカーを借りる方法・返す方法
ここでは、借りる際に必要なものや注意点、返す時の方法について紹介していきます。
空港で借りる方法
空港に到着したら、申し込んだレンタカー会社のシャトルバス(無料)を見つけ、営業所まで移動し手続きを行います。
シャトルバス乗り場ですが、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧:ホノルル国際空港)では、地上階の到着ロビーを出て横断歩道を渡り中央分離帯の右側奥にあります。
柱に「RENTAL CAR PICKUP」の表示があるので、それを頼りにするとわかりやすいです。
シャトルバスが見えたら手を上げて「乗りますよ」とアピールしましょう。5~15分間隔で巡回していますよ。
営業所に着いたら以下の必要書類を提示します。
- 予約確認書
- 日本の運転免許証(国際運転免許証あれば安心*)
- クレジットカード
- パスポート
事前に予約済みの場合は、契約書にサインをして完了です。
キーを受け取り車の元へ向かいます。手続きは簡単ですが、営業所が込み合うことも考えられますので、その後のスケジュールには余裕を持っておくようにしましょう。
以下の5社のレンタカー会社はダニエル・K・イノウエ国際空港内のカー・レンタル・センターにあり、移動する手間が省け便利です。ご自身の契約した会社があるか確認しましょう。
・Avis Rent-A-Car Airport (808) 834-5536
・Budget Rent-A-Car Airport (808) 836-1700
・Enterprise Rent-A-Car Airport (808) 836-2213
・Hertz Rent-A-Car Airport (808) 831-3500
・National Rent-A-Car Airport (808) 834-6350(ニッポンレンタカー対応)
車に乗り込む前に車両を隅々までチェックしよう!
レンタカー会社でキーをもらい車に乗り込む前に、まずは車両の中も外も隅々までチェックしましょう。キズや凹みがある場合は指定の用紙にチェックをいれておくことで、返却時にトラブルになるのを防ぎます。
返却時にレンタカー会社はなんのチェックもしなかった、なんてこともありますが、それはそれでラッキーです。
タイヤ、ワイパー、ウィンカーなどのチェックも念入りにしておくといいですね。
空港へ返す方法
返却時は、申し込みを行ったレンタカー会社に戻り、走行距離や車体のキズなどのチェックを受け、キーを返して終了です。
レシートをもらい料金に間違いがないかの確認を忘れずに。
料金は借りたときに提示したクレジットカードに請求されます。
車内に忘れ物がないか再度確認しておきましょう。
空港内ではない営業所でレンタルした場合は、手続きが済んだらシャトルバスに乗り空港まで行きます。車を返却する前に、荷物や他の家族、同乗を先に空港へ降ろしておくと全員が移動しなくて済むので楽な場合もありますよ。
返却時も営業所が込み合っていることも考えられます。飛行機の時間にはくれぐれも余裕を持っておくようにしましょう。
空港以外の営業所でレンタルする場合
もちろん、空港以外の営業所でもレンタカーは可能です。この場合でも事前に日本で予約しておくことで、営業所のスタッフが日本語で対応できなかったとしても最低限のやり取りだけで済みます。
必要書類は空港でレンタカーする場合と同じですので、上記を参考にしてください。
営業所までの行き方は、お泊りのホテルやコンドミニアムに隣接されているのであれば問題ありませんが、ホテルから営業所まで距離がある場合もあります。
ホテルまで無料送迎がある営業所もありますが、その場合は事前予約が必要など各会社によって異なりますので、しっかりと確認しておきましょう。
2日間や3日間などレンタカーが必要な日を集約することでレンタカー代や駐車場代を抑えることができます。旅行会社のオプショナルツアーを通してでしか行けない場所がある一方で、レンタカーで行くほうが安く便利な場所もあります。
レンタカーを使う日と使わない日でスケジュールで決めておくことで旅行費の節約にも繋がりますよ。
ハワイでレンタカーを借りる前に知るべき4つのこと
ここでは、交通ルールと関連して乗る前に確認しておきたいことを4つ紹介します。日本の交通ルールとは違うこともあるので注意が必要です。
1、もしものために、国際運転免許証を取得しておいたほうがいい
ハワイ旅行で車を運転するために国際運転免許証を取得する必要はありません。ハワイ州では入国後1年以内に限り日本の運転免許証があれば車の運転が可能です。
観光ビザでは90日の滞在が限度なので、ハワイ旅行の間は日本の運転免許証のみでOKということになります。しかし、国際運転免許証を取得しておいたほうがいい理由が2つあります。
①トラブルがあった時のため
もしもの時のことを考えて国際運転免許証を取っておいたほうが安心です。もしもの時とは、交通事故を起こしたときやルール違反で捕まったとき。
警官に免許証の提示を求められますが、日本の運転免許証でハワイでの運転が有効だと知らない警官がいるのです。
そんな警官に出くわしまうと、無免許運転として処理される可能があるとのこと。やはり、国際運転免許証があるにこしたことはありません。
多くのレンタカー会社でも国際運転免許証の取得、持参を推奨しています。
②IDとして活躍
国際運転免許証は顔写真付きなので身分証明書の代わりとしても使えます。
レストランでアルコ-ルを注文するときやショッピング時など身分証明書の掲示を求めらることもありますが、パスポートななるべく持ち歩きたくないという方にも安心です。
失くした時のリスクはパスポートを紛失したときよりはるかに違います。
2、チャイルドシートはレンタルする?持ち込みする?
ハワイでも7才以下の子供はチャイルドシートの着用義務があります。
レンタカー会社でチャイルドシートのレンタルが可能ですし、日本から持ち込むこともできます。どちらにせよメリット・デメリットがあるのでそれらを考慮しましょう。
レンタルのメリット
- 余計な荷物がいらない
- 特典でレンタルの割引があったり、無料になることも
- レンタルする車に合うか心配しなくていい
レンタルのデメリット
- 衛生面が心配
- 費用がかかる
持参するメリット
- 取り付け方法がわかっている
- 慣れているので子供も安心
- 費用がかからない
持参するメデリット
- 荷物になる、持ち運びが面倒
- レンタルする車に取り付けられるかわらない
どの方法が自分たち家族にとってベストなのかよく考えてくださいね。
3、運転中は携帯・スマホなど電子機器の取り扱いに注意しよう
運転中はハワイでも携帯・スマホなど電子機器の操作はもちろん、手に持つことも禁止です。
スマホをカーナビ代わりに使用する場合は、運転を始める前に目的地の設定をしておきましょう。信号待ちでも電子機器の操作は禁止で罰金の対象となりますので、運転手は写真を撮ったりしないようくれぐれも注意してださい。
スマホホルダーがあると便利ですが、車を離れるときはスマホの置き忘れのないようにしましょう。
4、栓の開いたアルコール類は車内持ち込み禁止!
ハワイでも飲酒運転はもちろん違法となりますが、栓の開いた飲みかけのアルコール飲料を車内に置いてあるだけでも罰せられます。
それがたとえ運転手のものでなくとも違法となるので注意しましょう。繰り返しになりますが、運転手以外でも車内での飲酒は禁止です。
トランクの中に入れておくなら違法にはなりませんが、栓の開いたアルコール飲料をトランクに入れるのもこぼれる可能性が高いですよね。取り扱いには十分注意してください。
トラブルを避けるためにもスーパーで購入したアルコール飲料はトランクに入れ、ホテルやコンドミニアムで楽しむようにすることをおすすめします。
ちなみに、ハワイ州での法律では飲酒は21歳以上となっています。日本の20歳以上とは異なるということを覚えておきましょう。また、アルコール購入時に身分証明書(ID)の掲示を求められます。その際に国際運転免許証が役に立ちますよ。
さいごに
日本とハワイの交通ルールに多少の違いはありますが、事前に知識として身に着けておくことでトラブルを防ぐことができます。
何かと便利なレンタカー、賢く利用して自由で快適なハワイ旅行を楽しんでくださいね。