成田からワイキキまで、往路で早いと6時間弱、時間がかかると8時間。
復路は8時間半から長くて9時間半の時間を要します。
そのときの気流により、時間差はありますが、小さなお子さんを連れてのハワイ旅行となると、ベビーミルクやベビーフードなど、どこまで持ち込みが可能なのか気になりますよね。
そこで今回は、機内へ持ち込みする手荷物と液体の持ち込み制限について紹介していきます。また、各航空会社の「小さなお子様連れのお客様向けサポート」についても紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
機内持ち込み手荷物について
一般的に機内へ持ち込み可能な手荷物は、ハンドバックなど身の回りの物1個と規定サイズ内の荷物1個とされています。
各航空会社によって若干の違いがありますので、ご自身が利用する航空会社の規定を確認しておきましょう。
機内に持ち込ができないものは以下のとおりです。
- ハサミ、ナイフなどの刃物類
- 工具など先端がとがった凶器となりうるもの
- バットやゴルフクラブなど凶器となりうるもの
- 高圧ガス、オイルライター、花火・クラッカー
上記以外にも、爪切りや眉用のハサミも持ち込み禁止です。危険物とは思わず持ち込んでしまわないよう覚えておきましょう。気になる物はチェックインの際に確認するといいですね。
※刃物などの機内への持ち込みは、法律違反であり50万円以下の罰金の対象となりますので、くれぐれも注意しましょう。
逆に、以下のものは預け入れができないので、手荷物として機内に持ち込んでください。(万が一届かない、壊れたなどの場合に困りますので)
- 携帯電話・スマホ、ノートパソコン、デジカメなどの電子機器
- 通帳、小切手、金券などの貴重品類
- 予備のリチウム電池
- 喫煙用ガスライター(ライターの種類により取り扱いが異なる)
- 現金、宝石、貴金属など高価なもの
- その他、壊れやすいもの
液体の持ち込み制限について
日本発の国際線は機内への液体の持ち込みが制限されています。ルールは以下のとおりです。
1、あらゆる液体物は、100ミリリットル以下の容器に入れる
100mlを超える容器に100ml以下の液体物が入っている場合でも不可となります。対象は、飲料、化粧品、スプレーなどの液体物のほか、歯磨き粉、ヘアジェルなども含まれます。
※密度の違いはありますが、1ml=1gと読み替えます。
2、それらの容器を再封可能な容量1リットル以下のジッパーの付いた透明プラスチック袋に余裕をもって入れる
中の容器が多すぎてで密封できない場合は、密封できる程度に中身を廃棄しなければなりません。100ml以上の容器や、透明プラスチック袋がない場合も、容器廃棄となるので注意してください。
透明プラスチック袋のサイズの目安は、縦20cm以下×横20cm以下です。
または、縦横の合計が40㎝以内になるものを準備しましょう。
3、1人1袋のみ持ち込み可能
透明プラスチック袋は、旅客1人あたり1袋のみ。手荷物とは別に、検査場において検査員に提示します。
※透明プラスチック袋について
透明プラスチック袋を販売している空港もありますが、スーパーやホームセンターなどどこでも購入できます。空港での混雑を避けるため、ご自宅で出発前に準備しておくことをおすすめします。
参考URL「JAL」:航空機内への液体物持ち込み制限について
参考URL「ANA」:液体の機内持ち込み(国際線)
医薬品、ベビーミルク・ベビーフード、特別な制限食等について
機内で必要な分の医薬品、ベビーミルク・ベビーフード、特別な制限食等は透明のプラスチック製袋に入れなくても持ち込み可能となっています。ベビーミルク・ベビーフードは乳幼児が一緒に搭乗する場合に限ります。
小さなお子様連れのお客様向けサポートを利用しよう
各航空会社で「小さなお子様連れのお客様向けサポート」があり、いずれも事前に予約が必要ですが、乳幼児から12歳未満まで年齢に合わせたサービスが提供されています。
ベビーミール、チャイルドミール、おもちゃ、おむつの提供までさまざまなサービスが受けられますので、ぜひ利用しましょう。
- JAL:国際線 赤ちゃん、お子さま向けサービス
- ANA:小さなお子様連れのお客様 [国際線]
- ハワイアン航空:お子様連れのお客様
- デルタ航空:特別食
子ども用機内食が用意されている場合でも、子どもが受け入れないことを想定し、食べ慣れたものを持ち込みしたり、おむつについても、サイズが合わないことも考えられるので、最低限ご自身で準備しておくと安心ですよ。
肉エキス(牛肉・鶏肉・豚肉など)、乳製品、卵製品、生の果物などはハワイへの持ち込みは禁止ですが、機内では大丈夫ですので、必要な場合は準備しておくといいでしょう。
ただ、食べ切れなかった分は破棄してくださいね。
子連れだと何かと準備するものが多かったり気を使うこともありますが、上手く機内サービスを取り入れ、快適な空の旅となるようにしてくださいね。